活動報告
卒園後の子どもたちの生活
3月は、児童養護施設では、卒園(退所)の時期でもあります。
私の働いていた施設でも、この時期になると職員や在園する子どもたちみんなで
施設を卒園する子どもたちに門出のお祝いの会を開きます。
そしてその後、4月を迎えると子どもたちは遂に一人で社会に巣立っていきます。
児童養護施設を卒園して困ったこと
東京都が児童養護施設を卒園した子を対象にアンケートが行われたことがあり
その結果が下の画像になります。
「東京都における児童養護施設等退所者の実態調査報告書」2017年2月より引用
画像からも分かるように施設を卒園した後の子どもたちの多くは孤独感、孤立感を感じています。
私自身、当時担当していた子が施設を卒園をして、仕事をしながら一人暮らしをしていた中で
連絡を取り合っていました。その子も時々「施設にいる間はみんながいたり、職員いて賑やかだったけど
急に一人になるとすごく静かになって寂しく感じた。」と話してくれました。
子どもたちは、一人きりで生活をしていることの寂しさだけでなく、自分の境遇を知っている人たちが
身近にいないという孤独感も大きいようです。その背景には、社会に児童養護施設の存在や理解が
広まっていないということも挙げられます。例え知っていたとしても、どのように接していいのだろう
家庭のことに触れない方がいいのではないか。と思う人もいます。また、施設に入る子が何か悪いことを
したのではないかなど、誤ったイメージや偏見を持ってしまう人も少なくはありません。
だからこそ私たちオレンジの羽根運営事務局は児童養護施設の子どもたちを
支える大人の輪を増やし支援に繋げるためにこの活動をしています。
<わたしたち現場職員からのお願い>
オレンジの羽根募金では、児童養護施設の子どもたちへ向けた支援活動を行っております
子どもたちを支えるためには皆様からの支援が必要です。
ぜひご協力をお願いいたします。
<個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
<企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください>
オレンジの羽根募金
児童養護施設の子どもが安心できる社会づくりへ
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ
お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”と“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!
〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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【公開中】Youtubeチャンネル
日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら
【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト
もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館
日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ
2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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