活動報告

私たちの活動のご紹介
2025年03月31日
ボランティアサポート基金

ボランティア活動報告「チーム フランポネ」

2025年度児童養護施設ボランティアサポート基金「活動報告」

① ボランティア団体の紹介

【笑いがつなぐ、涙と希望の物語――チーム フランポネの挑戦】
「チーム フランポネ」は吉本興業所属の芸人が立ち上げた「お笑いを通じて社会課題を解決する」ことを使命とした任意団体です。笑いがただの娯楽で終わるのではなく、人と人をつなぎ、心を動かし、社会そのものを少しずつ変えていく―そんな希望を胸に活動しています。

代表のマヌー島岡はベルギー留学と10年の現地就労を経て、差別や偏見、そして先進的な社会保障制度を体感。その後、吉本興業の芸人となり、自らの経験をもとに「漫才で覚える日本語」「バリアフリー漫才」「SDGs漫才」などを展開。外国人や障害のある方、子どもたちが笑いを通して学び合い、自己表現できる場を創出しています。

たとえば、日本語が話せなかった外国人が漫才を通じて初めて日本語で笑いを取った日。人前で話すことが苦手だった障害のある若者が、自作のネタで拍手喝采を浴びた瞬間。そこには、涙と笑いが同時にあふれる奇跡がありました…

チーム フランポネの活動は、世界を変えるような大きな一歩ではないかもしれません。しかし、誰かの心に火を灯す小さな笑いが、未来への希望となることを、自分たちは信じています。

② ボランティア活動の魅力

この活動の最大の魅力は、「笑い」が子どもたちの心の扉を静かに、でも確実に開いていく瞬間に立ち会えることです。普段、感情を表に出すことに慎重な子どもたちが、自らの言葉で相手を笑わせた瞬間に見せるあの笑顔。笑いは単なる娯楽ではなく、自己肯定感を育てる力を持っています。「じぶんでいいんだ」と思える経験を共に創ること。それがこの活動の何よりの魅力です。

③ 具体的なボランティア活動のエピソード

印象的だったのは、ある小学生の「ツッコミって怒るの?」という一言でした。「怒る」ではなく「伝える」こと。そんな会話を交わしながら一緒に台本を作成していく中で、彼は自分なりの“面白さ”を発見していきました。最後には「なんでやねん!」と満面の笑みでツッコむ姿に、私も心がほどけました。ほんの短い時間でしたが、お互いにとって大きな成長の時間だったと思います。

④ ボランティア活動を通して学んだことや、成長できたこと、得られたスキルについて

子どもたちとのやりとりを通じて、相手の立場に寄り添いながら伝える「共感力」と、言葉の壁を越えるための「表現力」が磨かれました。また、どんなに難しい状況でも、笑いという共通言語を使えばつながれるという確信を得ました。私自身も「教える」より「共に創る」姿勢の大切さを学び、大人として、人として、一歩成長できた気がします。

⑤ これから新しくどんなことに取り組んでいきたいか

今後は、笑いを通じた自己表現の場をもっと多様な子どもたちに届けたいと考えています。特に、外国ルーツの子どもや障がいを持つ子どもたちにも対応できる多言語・多文化対応型の「漫才ワークショップ」を開発し、誰もが主役になれる機会を広げていきたいです。言葉の壁、社会的な壁を、笑いの力で取り払う活動を全国・世界へと展開したいと強く感じました。

⑥ 児童養護施設で暮らす子どもたちの魅力について

彼らの魅力は、「優しさ」と「しなやかな強さ」です。過去にいろいろな事情を抱えながらも、他人を笑顔にしようとする姿に、何度も胸を打たれました。また、ちょっとしたことでも心から楽しもうとする姿勢や、他者の発表に拍手を送る思いやりにも、人としての成熟さを感じました。彼らの中に眠っている無限の可能性を、社会全体で信じ、支えていく必要があると感じます。

⑦ これからボランティアを始めようと思っている人にメッセージ

最初は不安かもしれません。でも、笑い合った瞬間、その不安は感動に変わります。特別なスキルよりも、「一緒に楽しむ心」が何より大切です。子どもたちの笑顔は、あなた自身を癒し、勇気づけてくれます。ボランティアは与える活動ではなく、「共に分かち合う」時間。ぜひ、その一歩を踏み出して、子どもたちと一緒に笑いの輪を広げてみてください。

 





<わたしたち現場職員からのお願い>

オレンジの羽根募金では、児童養護施設の子どもたちへ向けた支援活動を行っております
子どもたちを支えるためには皆様からの支援が必要です。
ぜひご協力をお願いいたします。

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オレンジの羽根募金

児童養護施設の子どもが安心できる社会づくり
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
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【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ


お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!

〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
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<過去の放送を聴いてみる>

【公開中】Youtubeチャンネル


日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
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【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト

もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
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【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館

日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
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【寄付】あしながサンタ

2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
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