活動報告

私たちの活動のご紹介
2026年06月20日
ボランティアサポート基金

ボランティア活動報告「ボランティアグループおもいつき」

2026年度児童養護施設ボランティアサポート基金「活動報告」

① ボランティア団体の紹介

東京都に所属している児童養護施設の子供達を対象に、毎年夏(8月)に臨海行事を共催して実施しています。
海を主軸としたレク・肝試し・スイカ割り・キャンプファイヤーや花火などを実施しています。子どもたちに取って大切な経験となるべく、1952年より継続して実施しています。

② ボランティア活動を通して学んだことや成長できたこと、得られたスキルについて

1. ボランティア活動を通して「学んだこと」
○多様な背景を持つ子どもたちへの理解と「寄り添い方」
施設で暮らす子、障害を持つ子、里親家庭の子など、異なる環境にいる子どもたちと寝食(2泊3日)を共にすることで、一人ひとりの個性や心の機微に寄り添うことの大切さを学んだ。

○「楽しい思い出」が持つ、子どもの将来へのエネルギー(価値)
自然(守谷海岸)の中での非日常の体験や楽しい思い出が、子どもたちの自己肯定感を高め、将来の糧になるという「おもいつき」の理念を肌で実感した。

○安心・安全な環境づくりの重要性
海という危険も伴う自然環境の中で、子どもたちが心から楽しむためには、徹底した安全管理や大人側の信頼関係(チームワーク)が不可欠であることを学んだ。

2. 「成長できたこと」
○主体性と責任感の向上
子どもの命を預かる宿泊行事だからこそ、「指示待ち」ではなく、周囲の状況や子どもの変化をいち早く察知して自発的に動く責任感が身についた。

○視野が広がり、柔軟性が身についた
予定通りにいかないこと(子どもの体調変化、気候、気分の浮き沈みなど)が起きた際にも、焦らずにその場の状況に合わせて臨機応変に対応できる大人の余裕・柔軟性が持てるようになった。

○他者への貢献に喜びを感じる心の成長
子どもたちが海で笑顔を見せてくれた瞬間や、2泊3日を終えて「楽しかった!」と言ってくれたときに、自分の行動が誰かの役に立つ喜びを深く実感し、より他者を思いやる心が育まれた。

3. 「得られたスキル」
○非言語・言語を交えたコミュニケーション能力
初対面や、年齢・背景が異なる子どもたち、あるいは他のボランティアメンバーや関係機関の方々と円滑に意思疎通を図るコミュニケーション力。言葉だけでなく、子どもの表情や行動からニーズを読み取る観察力。

○危機管理能力(リスクマネジメント)
海辺や宿泊先での事故・怪我を未然に防ぐための、広い視野を持った見守りや、危険を予測して行動するスキル。

○チームワーク・協調性
東京都社会福祉協議会や宿泊施設、他のメンバーなど、多くの大人が連携して一つの行事を作り上げる中で、自分の役割を全うし、周囲と協力して目標を達成するチームワーク力。

③ ボランティア活動していて嬉しかったこと、やっていて良かったと感じる瞬間を教えてください。

「2泊3日の全プログラムを終えて、子どもたちが施設や家庭に帰る際、バスの窓から大きく手を振りながら『お兄ちゃん、今までで一番楽しい夏休みになったよ!ありがとう!』と叫んでくれた瞬間です。安全管理や事前の準備など大変なことも多いですが、子どもたちの弾けるような笑顔と純粋な感謝の言葉を聞くと、すべての疲れが吹き飛び、この子たちの『一生の思い出』の一部になれたんだと深い感動を覚えます。」

④ ボランティア活動をしていて、葛藤・対応に迷ったり悩んだことはありましたか?

2泊3日の宿泊を伴う臨海行事の中で、「子どもたちへの対応における性差やプライバシーへの配慮」について深く悩むことがあります。

児童養護施設や様々な背景を持つ子どもたちが参加する中で、思春期を迎える子どもの着替えや入浴のサポート、あるいは異性のスタッフとの距離感など、どこまで踏み込んで支援すべきかという線引きに葛藤します。寄り添いたいという気持ちと、適切な境界線を保ち子どものプライバシー権を守るという安全管理のバランスは、非常にデリケートで正解がありません。

これに対しては、自分一人の判断で動くのではなく、必ず運営メンバーや施設の職員の方々と事前に密な情報共有を行い、ルールを明確にすることを徹底しています。また、子どもの表情や仕草を細かく観察し、本人が嫌がっているサインを見逃さないよう、常に細心の注意を払って行動する重要性を痛感しています。

⑤ 児童養護施設で暮らす子どもたちの魅力を教えてください。

結論から申し上げますと、施設で暮らしているからといって特別な違いがあるわけではなく、「他の普通の男の子、女の子と何も変わらない、ただただ純粋で可愛い子どもたち」というのが、私が活動を通じて一番強く感じている彼らの魅力です。

海を見れば大はしゃぎして、美味しいものを食べれば満面の笑みを浮かべ、時には小さなことで拗ねたり怒ったりする。そんな等身大の無邪気さは、どんな環境にいる子どもたちとも全く変わりません。

その上で、あえて彼らと過ごして素敵だなと感じる点を挙げるなら、「人の温かさや、楽しい瞬間に対する感受性がものすごく豊かであること」です。
2泊3日という限られた時間の中でも、こちらが真摯に向き合うと、本当に素直にそれを受け止めて全力の笑顔を返してくれます。その真っ直ぐな瞳や、人を信じようとする純粋さに触れるたび、私自身が数え切れないほどのパワーをもらっています。

⑥ 児童養護施設についてどんなイメージを持っていますか?

正直に申し上げますと、ボランティア活動を始める前は、ニュースなどで言葉を耳にする程度で、具体的なイメージをあまり持っていませんでした。 どこか遠い世界の、自分にはあまり関係のない場所のように捉えていたのが本音です。

しかし、実際に臨海行事のボランティアとして子どもたちや職員の方々と深く関わる中で、そのイメージは大きく変わりました。今では、「社会にとっても、子どもたちにとっても、絶対になくてはならない必要不可欠な存在」だと強く感じています。

施設は単に子どもたちが「暮らす場所」というだけでなく、傷ついた心を癒やし、大人の温かさに触れ、安心して次のステップへ進むための『社会のセーフティネットであり、温かいホーム』です。
活動を通じて、そこで暮らす子どもたちが他の子どもたちと何一つ変わらない無邪気で可愛い存在であることを知ったからこそ、彼らの育ちの場を社会全体で支える拠点として、施設が果たす役割の重要性を日々実感しています。

⑦ 児童養護施設の子どもたちにどのような支援が必要だと思いますか?

子どもたちの「可能性や視野を広げるための、多様な『体験』の機会」を提供する支援が必要だと考えます。

施設という限られた環境の中だけでは、どうしても大自然に触れたり、新しいことに挑戦したりする機会が不足しがちです。私が参加している臨海行事のように、海で泳ぐ、自然の中で仲間と協力するといった『非日常の原体験』は、子どもたちの感受性を豊かにし、将来の生きる活力(糧)になります。
経済的・環境的な理由で子どもたちの体験に格差が生まれないよう、民間やボランティアが連携して行事やイベントを届ける仕組みがもっと必要だと感じています。

⑧ これから団体として新しくどんなことに取り組んでいきたいか教えてください。

私たちの団体は、昭和27年の発足から70年近くにわたり、社会福祉施設の子どもたちのための臨海行事を続けてきました。そのため、新しく奇抜なビジネスやイベントを立ち上げるというよりは、「これまで先輩方が紡いできた歴史と信頼を、これからの時代へ確実に『継承』し、持続させていくこと」が今もっとも取り組むべき挑戦だと考えています。

時代が変わっても、子どもたちに大自然の中での楽しい思い出を届け、将来の糧にしてもらうという私たちの理念の本質は変わりません。しかし、この伝統を「守り続ける」ためには、コロナ禍以降のボランティアの意識の変化に合わせた丁寧な育成や、子どもたちの安全・プライバシーへの配慮など、時代に合わせたアップデートが常に必要です。

これまで築き上げてきた東京都社会福祉協議会や宿泊施設、地域の方々との強固な信頼関係をベースにしながら、まずはこの大切な居場所を1年、また1年と丁寧に積み重ね、次の世代へバトンを繋いでいく。これこそが、今の私たちだからこそ取り組むべき、最も価値のある挑戦だと考えています。

 

⑨ これからボランティアを始めようと思っている人にメッセージをお願いします。

これからボランティアを始めようと考えている方へ、私が一番伝えたいのは、「あなた1人の力は決して小さくなく、想像以上に子どもたちの大きな力になっている」ということです。

始める前は、「自分に何ができるだろう」「知識も経験もないのに役に立てるのかな」と不安になるかもしれません。私自身も最初はそうでした。でも、現場の子どもたちが求めているのは、完璧な福祉の知識を持った大人ではなく、自分の隣で一緒に海に入って笑ってくれる人、自分の話を「うん、うん」と聞いてくれる、目の前の優しい大人です。

1人ができることは、小さな声かけや、手を握ることだけかもしれません。しかし、その小さな行動の積み重ねが、子どもたちにとっては「2泊3日の最高の思い出」になり、一生忘れない「将来の心の糧」になります。

あなたが「やってみようかな」と思ったその優しい気持ち自体が、すでに誰かを救う大きな一歩です。難しく考えず、まずは子どもたちと一緒に楽しむ気持ちで、ぜひ一歩を踏み出してみてください!

 





<わたしたち現場職員からのお願い>

オレンジの羽根募金では、児童養護施設の子どもたちへ向けた支援活動を行っております
子どもたちを支えるためには皆様からの支援が必要です。
ぜひご協力をお願いいたします。

個人の方からのご寄付はこちらの画像をクリックしてください

 

企業スポンサーとしてのご寄付はこちらの画像をクリックしてください




オレンジの羽根募金

児童養護施設の子どもが安心できる社会づくり
「オレンジの羽根運動」は、児童養護施設の現場職員が発足した社会活動です。
入所中の子どもたち、卒園する子どもたちにとってより良い社会で生活するために児童養護施設を正しく知っていただき、
共に支える大人の輪をつくることが目的です。
そんな想いで、私たちはこの活動を行なっています。
多くのみなさまへ活動を周知されるご協力をよろしくおねがいします。
▶︎WEBページはこちら

【FM世田谷/放送中】はなわと岩崎ひろみの ON AIR もっち〜ラジオ


お笑いタレント“はなわ”と女優の“岩崎ひろみ” がお届けする『ON AIR もっち~ラジオ』♪” 子どもたちの“ワクワク♪”を、もっと大きく膨らまそう ”をテーマに、“はなわ”“岩崎ひろみ”が、子育て経験も交えて面白おかしく元気にお届けします!

〈放送日時)毎週日曜日/11:00~11:15
〈パーソナリティ〉はなわ 岩崎ひろみ
▶︎WEBページはこちら


<過去の放送を聴いてみる>

【公開中】Youtubeチャンネル


日本児童養護施設財団のYoutubeチャンネルにて、『もっち〜とあっき〜が行く施設長インタビュー』『応援メッセージ』『ON AIR もっち〜ラジオのアーカイブ』『寄付サイト』のPVが公開中です。チャンネル登録して頂けますと幸いです。
▶︎チャンネルはこちら

【無料掲載】卒園生対象 企業求人サイト

もっち〜ナビは就職を希望する子どもたちの選択肢が広がるように願いを込めて運営している児童養護施設専門の求人サイトです。施設で暮らす若さ溢れる子どもたちを積極的に採用したい企業のみが求人掲載をしているので、これから施設を退所する高校生や一度施設を退所した卒園児が再就職を目指す場合に活用してください。求人情報にある企業の窓口にご連絡をしていただけますと、求人担当から案内を受けることができます。この事業は営利活動ではないため、掲載課金、採用課金、応募課金、オプション課金は一切しておりません。掲載したい企業も随時募集しております。
▶︎WEBページはこちら

【開館中】日本子ども未来展 オンライン美術館

日本子ども未来展は、児童養護施設の子どもたちの豊かな成長を願うと共に、子どもたちが描く絵画を通して日々の生活だけでなく、子どもたちがそれぞれ持つ「夢」や「希望」を自由に表現する事で自分たちの将来について考える「きっかけ」を持ってもらうことを目的に実施しております。是非ご入館してみてください。子どもたちの素敵な感性や表現力の高さを垣間見れるので手を差し伸べたくなると思います。
▶︎WEBページはこちら

【寄付】あしながサンタ

2019年8月に全国の児童養護施設(607施設)へ、クリスマスに関してのアンケート調査を実施しました。アンケート調査により、1施設あたりの子ども1人に対してのクリスマスプレゼント代の平均予算(約3000円)がわかりました。そこで分かったのが、どの施設も子どもたちが施設生活を送る上で、不自由がない生活を送らせるために、クリスマスの予算を、習い事、衣服費、小遣い、ユニット旅費などに、適切に振り分けられていることがわかりました。ここに私たちがサポートできることがあると考えました。
▶︎WEBページはこちら

2026年度企業サポーター
ダイドードリンコ株式会社 株式会社リプロネクスト auフィナンシャルサービス株式会社 (株)豊田自動織機 日本女子プロ野球リーグ 株式会社Intermezzo 株式会社 関東共同土建 Japan | UL 株式会社アクセスライン 株式会社クラフティ 株式会社パートナーエージェント ジブラルタ生命保険 横浜支社
MSP株式会社
SFG株式会社 合同会社たねまきラボ 合同会社フリースタイル 合同会社commit タムラ建築板金 クーポンキャンペーンナビ フォトブック&年賀状印刷No.1 海外FXの泉-FXおすすめ 株式会社ピコラボ ロイヤルマリッジ銀座 メルレ・ハピ 株式会社 三進社
つなぐ支援の輪
あなたが今できること
オレンジの羽根の
ミッション
公益財団法人 日本児童養護施設財団
本部:〒107-0062
東京都港区南青山3-4-6 2F
TEL.0120-922-028
「オレンジの羽根」は公益財団法人 日本児童養護施設財団の登録商標です。
Copyright©2022–2026オレンジの羽根募金 All rights reserved.